羽生善治から学ぶ経験知

羽生善治から学ぶ経験知

どうも、しーとです。

羽生義治さんが永世七冠を達成しましたね。
おめでとうございます。

今日はそんな羽生さんに関する話。

経験知ー若手に負けぬための秘密の習慣

羽生さんの強さもさることながら、僕が好きなのはその考え方。

僕個人としては経験知の話が印象に残っています。

president.jp

いくつか引用しながら紹介していきます。

経験知という言葉

まずそもそも経験知とはなんでしょうか

普段は経験値という言葉が一般的でしょうか。
ドラクエのあの音が鳴りそうな♪

辞書を引いてみると、

経験知
経験したことで得た知識。特に作業現場で培われた、勘や感覚などとして体得された知識。逆に文章や数値として表現し伝達できる形式の知識を形式知という。
経験知とは – 日本語表現辞典 Weblio辞書

感覚的には経験値と似たような意味ですが、知の方がより知識として身についている感じですかね。

捨てるタイミングを見極める

では、この経験知に関して、羽生さんはどのように言っているのでしょうか。

経験知が活きるのは、そういう場面での対処ではないでしょうか。つまり「こうすればうまくいく」というより「これをやったらうまくいかない」ということを、いかにたくさん知っているかが大切であるような気がします。
いろいろある選択肢の中から、何を捨てていくか。取捨選択の捨てるほうを見極める目が、経験知で磨かれるのだと思うのです。

経験を積むことで、選択肢が増えるのではなく逆に捨てる力が身につく

よく言えば無駄を省くということでしょうか。

無意識に誰もがやっている

人間はこうしたことを無意識のうちに行なっているのでしょう。
これは違うっていうのを常に取捨選択している。

年を重ねればその判断力に磨きがかかっていくのでしょうが、だからこそある意味では年を重ねると頭が固くなるのかもしれません

経験から、これは違うということに対し予防線を張ること
それによって物事は効率的に進められるということにもつながります。

年の差、経験の差

仕事をしている場面でも、上司と自分で何が違うかというとやっぱり経験の差を感じます。

少なくとも自分以上に社会人をやっているわけで、腐ってもその経験はどうやっても超えられないわけです。

経験から学ぶということ 

しかし、無から有を作ることは難しくても、あるものを理解することは比較的に楽です。

上司の経験を自分の知識とすること、正に見て真似して盗む
これが重要だと思っています。

羽生さんはそういうノウハウを惜しげもなく公開してきており、それが今の将棋界のレベルにつながっているのかもしれません。

未知への対応力

しかし、経験知で対応できる場面が全てではないわけです。

将棋では、過去に習い覚えたことがまったく役に立たない場面がしばしばあります。羅針盤が利かない状態が起こるのです。そうなると勘に頼るしかないのですが、世の中が便利になり、生活が快適になるほど、その勘は鈍っていくように思われます。ですから、勘を磨く習慣やトレーニングが必要だと思います。何をするかというと、「羅針盤の利かない」状況にわざと身を置くことです。

これ、結局これ。

経験を捨てるという選択肢

未知に対して柔軟にできるかと言えばそれはそれで簡単ではないわけで、経験知に頼らないということはこれまでの自分を否定することでもあるわけです。

自分の経験が活きない世界に飛び込むことができるか。

ある意味では経験を捨てる選択ができるかということなのでしょうか。

自分の頭で考える

一方で今の時代、IT化が進み、わからないことはネットで探せばGoogle先生がすぐに教えてくれます

コレに対して、 

これは将棋に限ったことではないかもしれません。たとえば、車を高速道路で猛スピードで走らせると、視野が狭くなり、周りの景色がよく見えなくなりますね。
ITにも似たところがあって、ものごとを素早く処理できますが、途中のプロセスが省かれて見えなくなります。将棋が強くなっていくプロセスは、いかに考えずに指せる手を増やしていくかだといえますが、半面、考えずに省略してきた部分の中に新たな可能性があるということは当然といえば当然。建築物が基礎から築かれていくように、どういうプロセスを経て結果が組み上がってきたのかを知るのはとても大切です。

自分の頭で考えるということが必要ということですね。

自らの経験を知とするには、その過程が重要というわけです。

過程が糧になる

ちょっと掛けてみたw

確かに過程というのは重要で、AにはBという結論の中にはBだけでなくC、D、Eという選択肢もあるわけです。
どうしてC、D、EではなくBを選んだのか、選択肢を捨てたことには理由があるはずです。

なんとなく、とはいってもBを選ぶに値する理由はあるでしょう。

それを選ぶまでに至った過程こそが経験知となるのでしょう。

自ら経験することでしか得られない

そして、これは自ら経験することでしか得られないと思っています。

確かにこのインタビューのように、自伝のようなものを読めばその人がその時どう考えていたかは分かるはずです。

しかし、もし自分が似たような状況になったとき、

あの人がこう言っていたからこう!

となるでしょうか。

なりませんよね。そもそも状況のバックグラウンドは違うわけですし。
もしそうなるとしても、必ずその選択肢を選ぶ理由が自分の中で整理されています

こうして自ら経験を積んでいくのですね。

経験知を得るために頑張っている自分がいる

僕も今は身を粉にして働いているわけですが、どうしてそんなに頑張っているかといえば、
知らないこと・分からないことを出来るようになりたいから

経験知を磨く

つまり、経験知を磨いているわけです。
いつか、もっとやりたいことをやるために

そういった意味では惰性で仕事をしたくない
というより惰性で働くならもっと楽な仕事したいw

惰性で働くということは経験知で働いているということで、そこに新たな経験知は入りにくい。

だから、新しい環境に身を置いて適度にストレスをかけながら経験知を積んでいく。

今はそんな時期だと思っています。
いつかとんでもなく楽してやるためにw

このインタビューはそんな自分を見つめ直させてくれます。

おまけ-コンピュータ将棋について

 最後におまけですが、羽生さんはインタビューの中でコンピュータに対しても、以下のように語っています。

コンピュータ将棋は過去の膨大な棋譜をベースとしていて、1秒間に何百万回という計算力は人間には絶対真似できませんが、人間ならばまずこうは指さないという手をしばしば提示します。それはいい換えれば、人間の思考の死角、盲点を突いているわけです。そこを掘り下げることで新しいものが出てくることもあるでしょう。実際、棋界ではすでにそれが起こっています。

コンピュータとは競う存在ではなく、自らの将棋をサポートしてくれる存在としています。

AIで鍛えられた藤井聡太

実際、28連勝を達成した藤井四段もAIを活用して強くなっているようです。

www.sankei.com

AIを人間の敵として捉えるのではなく、人間の思考をサポートしてくれるものとして新たな見識を与えてくれるのでしょう。

終わりに

ということで、羽生さんのインタビューに自分の考えを重ねて見ました。

これからも羽生さんを応援するとともに、彼の考え方を学んでいきたいと思っています。

それじゃ!

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