商品を文化・習慣に根付かせる-5つ+αのマーケティング事例

商品を文化・習慣に根付かせる-5つ+αのマーケティング事例

どうも、しーとです。

この前twitterにこんなのが流れていました

よくあるリクスー問題のやつなんですが。

リクルートスーツ。

就活シーズンになると、電車とかでみるとすぐわかるあれですw

就活生の身からしてみれば正解が分からないわけで、そしたらネットで調べれば出てくるリクルートスーツと言われる類を買ってしまうわけです。

そんなリクルートスーツも

スーツ着用が広まり始めたのは、1976年に大学生協が伊勢丹との協力で就職活動向けのスーツの特設販売を行ったのがきっかけで、翌年からはデパートが一斉に追随したという。この特設販売に携わった職員は、「リクルートスーツ」という言葉の生みの親とも呼ばれている
リクルートスーツ – Wikipedia

と言われるように、企業のマーケティングから生まれたものです。

こうやって見て思うのは、
文化に根付かせた商品は強い
ということです。

今日はそんな文化をいくつかご紹介します。

土用の丑の日

といえば、うなぎですよね。

大体7月から8月にある夏の日が一般的です。

土用の丑とは日本の暦の数え方ですがここでは省略しますw

本当の旬は秋から冬にかけて

そんな土用の丑の日にうなぎを食べる文化ですが、
そもそもうなぎの旬は夏ではない
ということ。

本当の旬は秋から冬にかけて産卵のために栄養を蓄えて川を下る時期のうなぎが旬とされています。

栄養価は高くても夏バテ防止にはならない?

土用の丑の日にうなぎを食べて夏を乗り切ろうということのようですが、医学的根拠は乏しいようですね。

では、どうして土用の丑の日にうなぎを食べるのか。

平賀源内のマーケティング戦略

もっとも通説とされているのが、平賀源内の説です。

平賀源内といえば日本史で習う歴史上の人物の一人ですが、実に多用な経歴をお持ちで。
特に異国文化に興味を持ち、オランダの文化を日本に紹介するなど蘭学者として活躍していました。

そんな平賀源内が土用の丑の日のうなぎを広めたということですが、

「商売がうまく行かない鰻屋(知り合いの鰻屋というパターンもある)が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の元に相談に赴いた。源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着した」というもの。
土用の丑の日 – Wikipedia

ということのようです。

諸説あるものなので、真実と断言はできませんが、少なくともうなぎの旬が夏ではないのは事実。

そんな中、夏にもうなぎを売れるようにするための巧妙なマーケティング戦略というわけですね。

クリスマスのチキン

これも企業戦略が関わっています。

クリスマスといえばおなじみの曲でCMが流れてきますね。
そう、ケンタッキー

www.kfc.co.jp

コンビニでもチキンが山のように用意されていますが、なぜクリスマスにチキンなのでしょうか。

クリスマスにはご馳走を食べる

本来のクリスマスはキリストの生誕の日としてご馳走を食べるのが本来の文化です。

その際に用意されるのが七面鳥の丸焼き

日本のローカル版としてチキンが定着

しかし、日本において七面鳥なんて用意に手に入るものではありません
そこで、代用されたのがフライドチキン

そして、その後日本に出店したケンタッキーによって、そのイメージが定着していきました。

 クリスマスにフライドチキンの食べる習慣は、ケンタッキーフライドチキン(KFC)が日本に1号店を出店した1970年11月21日以降に始まるのです。
歴史あれこれ|「Q&A」よくあるご質問|ケンタッキーフライドチキン

というのが真実のようです。

なので本来のクリスマスの楽しみ方としては、
ご馳走を喰らう
というのが正しい姿で、別にチキンにこだわる必要もないというわけです。

まあケンタッキーもマクドナルドなどに比べればお高いので、ご馳走といえばご馳走なのかもしれませんが。

バレンタインデーのチョコ

日本でバレンタインデーといえばチョコレートですね。

従来は女性から男性にチョコレートを渡す特別な日でしたが、今では友チョコ男性がチョコレートを作ってくるなんてこともあるわけで。

それでも、バレンタインデーといえばチョコレートをイメージします。

バレンタインデーの起源

では、この起源はどこにあるのでしょうか。

もともと、269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日だと、主に西方教会の広がる地域において伝えられていた。
バレンタインデー – Wikipedia

このように伝えられていますが異論もあるようで、あくまで有力な説ということのようですね。

この聖ウァレンティヌスは別名ヴァレンタインとも呼ばれ、恋人たちを守護する聖人とされています。

その殉教の日がバレンタインデーとなったわけですね。

日本でのバレンタインデー

ということで、そもそもチョコとは関係のない日であって、日本独自の発展を遂げてきた文化と言えるでしょう。

日本においては、

神戸のモロゾフ製菓が20年以上前の昭和11年2月12日に外国人向け英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー』に、「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というコピーの広告を既に掲載しており、モロゾフ製菓がバレンタインチョコを最初に考案した仕掛け人であるとされる説が最有力である。
バレンタインデー – Wikipedia

が始まりのようです。

そこからチョコレートと言うイメージが広がったようですね。

しかし、こういった文化は根付きすぎると制限にもなるわけで、会社とか組織なんかは大変ですよね。

まあ安物のチョコでも贈っておけばお返しは何倍にもなって返ってくるので、ある意味投資と思ってみるのもいいのではないでしょうか

ホワイトデー

ということで、そんなお返しをあげるホワイトデーはバレンタインデーと違って何の歴史のかけらもなく、ただのバレンタインデーのカウンターとして広まったものです。

いくつか説があるようですが日本が発祥のようで、そこから海外にも広まっていきました

恵方巻

これは近年定着してきた文化ですね。

節分の2月3日に太巻きを縁起のいい方角を向いて一口で食べる

これに関しては最近流行ってきたというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

古くは日本の地方の文化

恵方巻き自体は、大阪の地域の古くからの文化のようで、

それに加えて大阪では、巻き寿司をまるごと一本無言で食べるイベントが行われることがあった。それが昭和初期に「幸運巻寿司」と称して豪華な太巻き寿司を丸かじりするように変わった。その後、「節分の夜に、恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじり(丸かぶり)し、言葉を発せずに最後まで一気に食べきると願い事がかなう」とされる
恵方巻 – Wikipedia

コンビニのキャンペーンで全国に

これが全国的に広まるようになったのは、コンビニで全国的に売り出されたのがきっかけです。

1989年、広島市にある加盟店7〜8店舗を担当していた「オペレーション・フィールド・カウンセラー」が加盟店オーナーとの会話の中で恵方巻の存在を知り、新たなイベントとして広島市のセブン-イレブンが販売を開始[40]。1990年以降販売エリアを広げ、1995年から西日本に販売エリアを拡大、1998年に全国展開をしたことで急速に普及した
恵方巻 – Wikipedia

ミツカンの調査によれば、2002年時点の53%だった認知度も2006年には92.5%となっており、コンビニなど全国的なキャンペーンによって全国規模のイベントになっていきました。

皆さんは恵方巻き食べますか?

僕は夜に売れ残って安くなった恵方巻きを買ってます
コスパいいしw

そして、家に帰って、食べやすい大きさに切って食べていますw
食べているだけですw

実は1日3食も

最後はおまけ。

実は、いまでは一般的な1日3食もマーケティングが関係しているようです。

江戸時代は1日2食

そもそも江戸時代までは1日2食だったのです。

それも江戸時代までは明かりも発達していませんでしたから日があるうちに働いて夜は休むという生活です。
そこから行灯やちょうちんの明かりが発達し、夜にも行動機会が増えることによって食事回数も増えていったとされます。

エジソンの発明が影響?

あくまでもっともらしい話ですが、海外ではエジソンが広めたという話もあるのです。

それはエジソンがインタビューの中で
「どうしてそんなに素晴らしい発明が次々と考えられるのか?」と尋ねられた際に
「私は一日三食食べているからだ」と答えたからだと言われています。
一日三食の習慣はエジソンがきっかけだった?

この話はエジソンが自身の発明であるトースターを売るための戦略だった、とも言われています。
朝はパン食の起源かもしれませんね。

終わりに

ということでいくつかの話を紹介しましたが、文化というものに強烈に根付かせることができたらその商品はその日、またはその期間に飛ぶように売れるわけです。
そうやって文化は育っていくのかもしれません。

それじゃ!

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